
こんにちは!リッキーです。
SEOってご存じでしょうか?
言葉は知っていても、実際どのようなものなのかよくわからない方も多いかと思います。
しかし!SEO対策はホームページ制作をするにあたってとても必要な知識です。
そこで今回の記事では、SEOの基本的な知識について説明いたします!
SEOとは?Google検索で上位表示させるための対策
SEOとは、「Search Engine Optimization(サーチエンジンオプティマイゼーション)」の略で、直訳すると「検索エンジン最適化」となります。
Googleなどの検索エンジンを利用するユーザーがキーワードを検索したとき、WEBサイトを検索結果の上位に表示させるために最適化させるのが"SEO対策"です。
SEO対策はマーケティング戦略の1つであり、WEB上で集客するにあたって重要な役割を担います。
検索結果の上位に表示されたWEBサイトはユーザーの目に留まりやすいためアクセス数が増え、サイトに掲載している商品の売上や問い合わせ数の向上に繋がります!
検索順位は、検索エンジンのロボットによって決められます。SEOを無視してつくられたWEBサイトは‟質の低いWEBサイト"と認識され、検索結果の上位表示が難しくなります。
したがってSEO対策は集客するにあたってとても重要なマーケティングなのです!
Googleの検索順位が決まる仕組み
検索順位が決まるまで、大きく3つの行程が行われます。
①ロボットが自動でサイトの情報を収集する「クローリング」
クローラーと呼ばれるロボットがWEB上のあらゆるページを巡回し、WEBサイトの情報を収集することをクロールといいます。
しかし、クローラーがWEBサイトやページを見つけることができなければ訪問されないこともあります。
もしクローラーがWEBサイトを訪れなければ情報収集ができないため、WEBサイトは検索結果には表示されません。
クローラーにWEBサイトやページを見つけてもらいやすくするのも、SEO対策のひとつです!
クロールされやすくするには、リンクを辿ってWEBサイト内を巡回するクローラーのために、サイトマップ(サイト全体の構造が一目でわかるマップ)やパンくずリストを設置するなどの対策が必要になります。
②収集された情報を整理して格納する「インデックス登録」
クローリングされた情報は整理され、単語やHTML要素ごとに分けられインデックスに格納されます。
この行程を通して、検索に該当するキーワードの準備を行います。
しかしWEBサイトの情報が取得されたとしても、ガイドラインに違反している記事や質の低いコンテンツなどを含む一部のWEBサイトはインデックス登録されない場合もあります。
③登録された情報から評価してランキング化する「スコアリング」
ユーザーが検索するキーワードと、インデックス登録されたWEBサイトの情報を照らし合わせて点数がつけられ、検索順位となります。
評価基準は200以上あると言われておりますが、詳細は公表されていません。
Googleによる評価基準「E-A-T」とは?
E-A-T(イート)とは、ユーザーにとって満足度の高いWEBサイトを提供できているかをGoogleが評価するための基準の1つです。
GoogleがWEBサイトを評価する基準として、「ユーザーの利便性を考慮しているかどうか」がポイントの一つにあります。
E-A-Tは「専門性(Expertise)」、「権威性(Authoritativeness)」、「信頼性(Trustworthiness)」を表しており、E-A-Tが高いと「質の良いWEBサイト」として評価され検索順位にも影響がでるため、E-A-Tを意識することはSEOにおいて重要な対策になります。
専門性(Expertise)
E-A-TにおけるExpertise(専門性)とは、「専門性に特化したWEBサイトであり、詳しく内容が記述しているか」を表します。
例えばWEBサイト内にテーマが複数あり、テーマが混合してユーザーが得たい情報が少ない場合や、テーマに基づいた記事が1ページしかなく、ユーザーが求める情報が少ない場合は専門性に欠けるWEBサイトであると評価されます。
一方、一つのテーマに特化して、何ページにもわたって詳しく専門的に述べられているWEBサイトは、ユーザーが知りたい情報にたどり着きやすいことから、検索エンジンに価値のあるWEBサイトであると評価されます。
コンテンツを作成するときは、テーマが統一しているか、またテーマがぶれていないかなどを気にしながら作成することが重要なポイントです!
権威性(Authoritativeness)
E-A-TにおけるAuthoritativeness(権威性)とは、「そのWEBサイトが第三者によって良く評価されているかどうか」を示します。
「評価が良い」=「ユーザーにとって価値のあるコンテンツである」と検索エンジンは判断するからです。
「第三者からの評価がいい」と検索エンジンが判断する基準の一つは、他のWEBサイトでリンクが共有されていたり、紹介されていたりすることです。
ユーザーが知りたい情報や、トレンドの記事などを作成し、たくさん共有されるコンテンツを作成しましょう!
信頼性(Trustworthiness)
E-A-TにおけるTrustworthiness(信頼性)とは、WEBサイトが安全であり、内容や運営者を信頼できるかどうかを示しています。
例えば、コンテンツの内容が他のWEBサイトとまったく同じである場合、‟コンテンツにオリジナル性がない"と判断され、運営者や運営会社に対する信頼性が低くなります。
また、WEBサイトからメールフォームの送信やネットショッピングなどで決済を行うときに、個人情報が保護されているかなどの安全性もユーザーにとっての信頼度に繋がります。
そのため、運営元や企業の情報を明確に記載したり、WEBサイトのhttps化(通信の暗号化)をすることでユーザーが安心して利用できるWEBサイトであることを示すことが重要になります。
Googleが掲げる10の事実
「Googleが掲げる10の事実」はGoogleが策定した企業理念のようなもので、公式サイトに掲載されています。
「10の事実」にはGoogleが利用者に対する願いが示されています。
Googleの考えを理解することは、重要なSEO対策のひとつですので確認しておきましょう!
1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Googleは「ユーザーの利便性を第一に考える」ことを最も重視しています。そのため、ユーザーが求めるニーズをできるだけ速く提供することが大切です。
広告は、ユーザーの邪魔にならないように設置しなければなりません。
また、関連性の低い広告は、ユーザーにとってニーズの低い情報を見なし、低評価に繋がります。利益を追求するあまり利便性を妨げてはいけません。
2.1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
Googleは検索分野に特化して研究を続けてきました。今では開発した検索エンジンを利用してメールやマップなどの新サービスに繋がっています。
3.遅いより速いほうがいい。
このタイトルは、WEBサイトの滞在時間を示しています。
一般的にWEBサイトの滞在時間は長い方がいいと考えられていますが、Googleの考えは異なります。
Googleは、『滞在時間が長いのは「ユーザーが求めるニーズを素早く提供することができていない」ということえある』と考えているのです。
ユーザーの貴重な時間を無駄にせず、速さを追求し、快適化させることにこだわっています。
WEBサイトを快適化させるには、読込み速度を改善させたり、内部リンクを設置してユーザーが求めるニーズを見つけやすくしたり、コンテンツの最初に結論を書くことなどが重要なポイントになります。
4.ウェブ上の民主主義は機能する。
ここでGoogleがいう「民主主義」とは、「投票」のことを示しています。
Googleは、ほかのサイトでリンクを設置されている「被リンク」を投票数としてカウントしています。
被リンクの多いWEBサイトは重要性があると評価されます。
5.情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
これはモバイル端末の小さい画面での見やすさや使いやすさを示しています。
スマートフォンの利用者が増加したことで、Googleは「モバイルファースト」を策定しました。
モバイルファーストとは、これまでパソコンからみるサイトのコンテンツの内容や質を評価していたものを、スマートフォンサイトを主軸とした評価に方針を変えたことです。
これによってモバイルファーストを意識したデザインをすることが重要視されるようになりました。
6.悪事を働かなくてもお金は稼げる。
こちらは広告掲載に関する注意やポイントを示しています。
関連性のない広告の掲載は厳禁であることや、ポップアップ広告はユーザーの求めるニーズの妨げになるため低く評価されます。
7.世の中にはまだまだ情報があふれている。
Googleは、世の中にあふれた情報を、ユーザーが求めるニーズに素早く応えられるように新たな提供方法などの研究に常に取り組んでいます。
8.情報のニーズはすべての国境を越える。
Googleは、全世界のユーザーに提供できるサービスを目標としてサービス向上に取り組んでいます。
9.スーツがなくても真剣に仕事はできる。
Googleは、仕事を常に楽しく、楽しく挑戦することが重要であり、打ち解けた開放感のある空間で、社員の創造性のあるアイデアを引き出すことで、成果が上がると考えています。
10.「すばらしい」では足りない。
「‟一番"であることはゴールではなく出発点」であり、Googleは常に改善点を見つけてアップデートし挑戦し続けています。
SEO対策のやり方を解説!Googleに評価される4つのポイント
SEO対策をする上でこれだけはおさえておきたい重要な4つのポイントを説明します!
1.ユーザーが求めるキーワードを選定
SEO対策をする上で、「キーワード選定」は重要な工程のひとつです。
キーワード選定を怠ると、狙ったターゲットに届かないこともあるので注意が必要です。
キーワードを決める4ステップ
①ペルソナを基にニーズがあるユーザーを明確化
まずWEBサイトを見てほしいターゲットを、サイトのテーマから明確化させます。
ターゲットを明確化させるには、「ペルソナ」を考えると定めやすいです!
このWEBサイトを読んでほしい人はこんな人かな...と架空人物をイメージします。
名前、年齢、趣味、家族構成、住まいなどを、できるだけ具体的にかくことがポイントです。
②主軸となる大きなキーワードを1つ選定
ターゲットが明確化したら、次に主軸となるキーワードを一つ決めます。
ここでキーワードになる単語は、WEBサイトの内容に最も関連性が高く、シンプルで検索数の多い単語が良いです。
軸となるキーワードなので、ここからさらに掘り下げていきます。
③主軸のキーワードに付随するキーワード候補をいくつか出す
軸となるキーワードが1つ決められたら、それに付随するキーワードをいくつか選定します。
このとき、ツールをつかって行うと候補を出しやすいのでご紹介します!
- 検索ページの予測や検索結果の「他のキーワード」
- ラッコキーワード、キーワードプランナーでよく検索されているワードを調べる
④付随のキーワードに優先順位をつける
選定したキーワードに優先順位をつけるとよりコンテンツに組み込みやすくなります。
優先順位を決めるときは、「ユーザーのニーズに合うキーワードか」「検索されやすいか」「WEBサイトの内容とマッチしているか」を確認することが必要になります。
3つの円の重る部分にあてはまるキーワードを優先して順位を決めましょう!
2.ユーザーとロボットの両方を意識する
検索順位が決定するのはこのページの最初で紹介した通り、Googleが開発したロボットが自動でサイトを巡回し情報収集して決まります。
そのためユーザーのことを意識して作成したサイトは、直接的に評価基準には入りません。
しかし!だからといってロボットだけを優先してコンテンツを作成していいというわけではありません。
ページ内で何度か出てきているように、Googleは「ユーザーにとっての利便性」を第一に考えています。
SEOを意識するあまり、キーワードをむやみに詰め込みすぎると、ユーザーにとって読みにくく伝わりにくいWEBサイトとなってしまい、Googleに評価されないということです。
そのため、ユーザーにもロボットにも評価されるコンテンツを作成することが重要になります。
3.WEBサイトの表示速度を最適化する
ページの表示速度も検索順位の評価基準のひとつであるとGoogleは公表しています。
ページが表示される時間だけでなく、画像が表示されるまでにかかった時間やボタンをクリックしてからアクションを起こすまでの時間も評価の対象になります。
ユーザーにとって表示速度の遅いWEBサイトは時間が余分にかかるため良い評価とは言えないと思います。ユーザーファーストのGoogleはその点に着目しました。
ただし注意が必要なのは、「表示速度の速いWEBサイトの評価が高くなる」のではなく、「表示速度の遅いWEBサイトの評価が低くなる」ということです。
そのため、とくに表示が遅いと感じるページ以外は改善しなくても問題はありません。
4.モバイル端末でも使いやすいサイトを作る
「Googleが掲げる10の事実」のひとつで説明した通り、スマートフォンの利用者が急増したことから、Googleの評価基準がパソコンサイトからモバイルサイトへ方針が変わりました。
そのため以下のようなサイトは低評価を受けやすくなりました。
- スマートフォンのサイズに対応していない
- 一部のページのみモバイル対応にしている
- モバイルで表示されるページとパソコンで表示されるページの内容に大きな差がある
モバイル対応していないWEBサイトは検索順位に大きく影響する可能性が高いため、改善することをおすすめします。
SEOのメリットとデメリットとは?
「SEO対策ってそんなに必要?」そう思っているあなたに、SEO対策をするメリットと注意点をご紹介します!
メリット
集客力が高く売上や問い合わせ数に繋がりやすい
ユーザーのほとんどは、掲載している商品やサービスなどに興味があってWEBサイトを閲覧します。
そのため、売上や問い合わせに繋がる可能性が高いターゲットを集客しやすいのです。
広告費用がかからない
検索結果の一番上に、「広告」と書かれて表示されているWEBサイトを見たことがあると思います。
それを「リスティング広告」といい、お金をかけて上位に表示させています。
しかし、SEOによって検索順位を上げた場合、費用は一切かからないので、広告費をかけずに集客をみ込むことができます。
継続的な集客が見込める
検索結果が上位に表示されるようになった場合、競合のWEBサイトの評価が上がったり、検索エンジンの評価基準が変わったりしない限り順位はほとんど変動しません。
そのため検索結果の上位に導いた場合、中長期的な集客が見込めます。
注意点・デメリット
時間と手間がかかる
検索結果の上位に表示させるには、膨大な数のWEBサイトよりも質の良いコンテンツを作成し、それをGoogleに評価されなければなりません。
Googleに評価されるためのSEO知識も必要になり、評価されたとしてもそれが検索順位に反映するのにはさらに時間がかかります。
また、検索結果の10位以内に表示されているWEBサイトの年齢の平均は約2年、1位表示されているWEBサイトの平均の年齢は約3年であり、かなり時間と手間をかける必要があるのがわかると思います。
必ず順位が上がるとは限らない
何度か説明しているように、検索順位はGoogleが開発したロボットによって情報が集められ評価されて決まります。
そのため、手間と時間をかけても、必ず上位表示されるとは限りません。
おわりに
SEOに関する基本的な知識は理解できましたか?
これだけたくさん説明しましたが、Googleが最も重視しているのは「ユーザーの利便性を第一に考える」ということです。
ロボットの対策も必要ですが、ユーザーがもとめる専門的で信憑性のあるコンテンツを速く提供することが最も重要になります。
検索結果の上位を目指せるように、SEOに関する知識をより深めましょう!