XMLサイトマップ(sitemap.xml)とは?作り方やSEOとの関係

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#SEO対策

XMLサイトマップ(sitemap.xml)とは?作り方やSEOとの関係

2023.07.21

リッキー

こんにちは!WEBデザイナーのりっきーです。
みなさん、XMLサイトマップをご存じですか?
サイトマップは主にHTMLサイトマップとXMLサイトマップがあり、XMLサイトマップは検索エンジンにむけてWEBサイトの情報をしらせるために作成します。
WEBサイトの構造によってXMLサイトマップを作成する必要がない場合もありますが、複雑なWEBサイトや、JavaScriptなどを活用した動きが多いWEBサイトなど…XMLサイトマップがないと検索エンジンがうまくクロール出来ずにいつまでたっても検索順位に反映しないということもあります!

今回はXMLサイトマップとは何なのかという基本的な知識から、XMLサイトマップの作成方法まで幅ひろくご紹介いたしますのでご覧ください♪

XMLサイトマップとは

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XMLサイトマップとは、Webサイトのコンテンツを検索エンジンに通知するために使用されるXML形式のファイルのことです。
XMLサイトマップはWEBサイトのサイズが大きすぎる場合や、外部からリンクが少ないページ、動的コンテンツなど、クローラーが見逃しがちなページを検索エンジンに通知することができます!

こんなWEBサイトにはXMLサイトマップの設置が必要!

WEBサイトの構造が正しく、内部リンクが適切に配置されている場合、XMLサイトマップがなくてもクローラーは正しく読み取ることができます。
しかし、以下のような特徴をもつWEBサイトはXMLサイトマップの設置がお勧めです!

①大規模なWEBサイト

WEBサイトのサイズが大きく、ディレクトリ構造が深すぎると検索エンジンは全てのページをインデックス登録出来ない場合があります。

②動的なWEBサイト

動画や画像などのコンテンツは多く含まれているWEBサイトはXMLサイトマップを設置することをおすすめします。

③ブログやニュースのサイト

日々の更新が頻繁に行われるブログやニュースサイトでは、XMLサイトマップを使用することで、新しいWEBページが追加されたときにスムーズにインデックス登録ができるようになります。

④新しいWEBサイトや外部からのリンクがないWEBサイト

新しいWEBサイトや外部からのリンクがすくないWEBサイトは、検索エンジンがWEBサイトを見つけるのに時間がかかる場合があります。
そのためXMLサイトマップを設置するこで新しいWEBサイトでも見つけられやすくなります。

XMLサイトマップの主な役割

構造が複雑なWEBサイトや、画像・動画が多いコンテンツなどは検索エンジンにクロールされにくく、正確にインデックスされない場合があります。
XMLサイトマップを配置することで、クローラーがWEBページを見逃すのを防ぐためSEOにもとても効果的です♪
XMLサイトマップには主に4つの役割があります。

①WEBサイト内の全てのページにクロールを促す

XMLサイトマップを設置することで、検索エンジンのクローラーがWEBサイトをスキャンするときに、WEBサイト内のすべてのページを見つけることができるようなります。
これにより検索エンジンは、WEBサイト内のコンテンツを効率的にインデックスし、検索結果に表示することができます。

②WEBページの更新状況を把握させる

XMLサイトマップには、各ページのURL、優先度、更新頻度、最終更新日などの情報を入力します。これにより、検索エンジンはページの更新状況を正確に理解し、より迅速にインデックスすることができます。

③全てのページがランク付けされる

XMLサイトマップを設置しなければ、WEBサイト内のすべてのページをインデックスできず、検索結果に表示されないページがでてきてしまう場合があります。
XMLサイトマップを設置すると、WEBサイト内のページが互いにリンクされていない場合でも、正確にインデックスすることが可能です。

XMLサイトマップとHTMLサイトマップとの違い

HTMLサイトマップとXMLサイトマップは、両方ともWEBサイト内のページを一覧として表示するために使用されるものでし。
しかしそれぞれのサイトマップには違いがあります。
簡単に説明すると、HTMLサイトマップはユーザーの利便性を考慮したサイトマップで、XMLサイトマップは検索エンジンにWEBページの存在を知らせるためのサイトマップです。

以下にくわしくそれぞれのサイトマップの特徴を説明します!

HTMLサイトマップ

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WEBサイト内のすべてのページをリスト化したものをHTML形式で表示するものです。
HTMLサイトマップは主に、ユーザーが目的のWEBページにたどり着きやすいように、WEBサイト内のページを階層的に表します。
基本的にSEO効果はほとんどなく、ユーザーの利便性を考慮したサイトマップとして設置します。

XMLサイトマップ

一方XMLサイトマップは、WEBサイト内のすべてのページを検索エンジンに知らせることでインデックス漏れを防ぎます。
XMLサイトマップには、ページのURL、優先度、更新頻度、最終更新日などの情報を入力します。これにより、検索エンジンはWEBサイトのインデックス作業をより効率的に行い、ウェブサイトのSEOを最適化します。

XMLサイトマップとSEOの関係

XMLマップはSEO対策において欠かせないファイルです!
なぜならXLMサイトマップを設置しないと、せっかく良質なWEBページを制作しても正しく認識されず、評価を得ることができない可能性があるから。

XMLサイトマップは、WEBサイトの構造を明確にし、検索エンジンがクロールするのを容易にすることにより、SEOに非常に役立ちます。
WEBサイトのSEOを向上させるためには、XMLサイトマップの作成と管理が重要な役割を果たします。

XMLサイトマップの基本構造

XMLサイトマップの基本構造を理解しておくことでサイト運用の際に役立つので覚えておきましょう!

XMLサイトマップは大きく二つのファイルに分かれています。
2つのファイルのうち、親ファイルがトップページにあたり、子ファイルが下層ページにあたります。

親ファイルと子ファイルでは使用するファイルが異なります

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また、親ファイルと子ファイルで使用するXMLタグも異なります。
XMLタグとは、XML文書で要素を定義するために使用する言語のことで、角かっこで囲まれた要素名や属性名、属性値から構成されます。

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XMLサイトマップの作成方法

XMLサイトマップは手作業で入力する方法と、自動生成ツールで作成する方法があります。作成方法としておすすめなのは自動生成ツールでの作成です。
基本的に手作業でXMLサイトマップを作成することはおすすめしていません。

なぜならWEBページがあとから増えたり編集したりしたときにXMLサイトマップを更新するのを忘れてしまうと、検索エンジンにうまくインデックスされなかったり、ミスタイプや記入漏れなどによりエラーが発生する可能性が高くなるからです。

しかしXMLサイトマップに記述している内容は大まかに把握できるよう、サイトマップ内に記述するタグはこちらで一通り目を通しておきましょう!

XMLサイトマップの自動作成ツール

今回紹介するXMLサイトマップを作成するにあたっておすすめのXMLサイトマップ自動生成ツールは「sitemap.xml Editor」です。
ユーザー登録の必要がなく、誰でも使用することができます。

sitemap.xml Editorにアクセスすると、6つの入力項目がでてきます。

それぞれをXMLサイトマップを作成するWEBサイトにあわせて選択・入力し「サイトマップを作成」をおすだけ!
ただし注意事項として、1000ページ以内という制限があるため、大規模なWEBサイトには不向きです。

おわりに

XMLサイトマップについて解説いたしました!
以下に記事のポイントを簡単にまとめます。

  • XMLサイトマップは検索エンジンに向けたサイトマップ
  • 規模の大きなWEBサイトには設置するべき
  • SEOに効果的!
  • 自動生成ツールをつかうととても簡単!

せっかくSEOを考慮した質のいいWEBページを作成しても、インデックス登録できなければ意味がないですよね。
SEO対策の1つとしてXMLサイトマップを活用してみてください!

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