こんにちは!リッキーです。
みなさん、URLはSEOやユーザーの利便性には関係がないと思っていませんか?実は、URLもSEOの評価対象なのです!
適切なURLを設定して、検索エンジンにもユーザーにも優しいSEO効果のあるWEBサイトを作りましょう!
URLとSEOの関係性とは?正しい設定で効果的!
URLを適切に設定するとSEO効果が期待できます!
しかし、URLにWEBページのキーワードを含むだけでは大きな影響はありません。また、URLの長さによるSEOへの影響もありません。
このことからURLは、検索エンジンに直接あたえる影響はすくないと考えられるため、主にユーザーの利便性に考慮したURLを設定することでSEO効果が期待できます!
Googleはユーザーの利便性を第一に考えており、「ユーザーからの評価が良い=WEBサイトの質が良い」という考えをもっています。
利便性を考慮したURLを設定することで、SEOの評価は高くなるということです!
URLを正規化することでSEO効果が得られる!
URLの正規化とは、内容が重複したWEBページのURLを1つに結合することです。
URLを正規化することで、検索エンジンの評価が分散しないためより高いSEO効果に繋がります。
URLの正規化がSEO対策に関係がある理由
URLを正規化することがSEO評価に関わるのには以下のような理由があります。
- ユーザーの利便性が低くなるため
同じWEBサイト内に似たような内容や重複した内容のWEBページがあると、閲覧しているユーザーが同じ内容のコンテンツを何回も見てしまう可能性があります。ユーザーの利便性に欠けることから、SEO対策において検索エンジンから低評価を受ける可能性があるため、URLの正規化はとても重要なSEO対策になります。
- 正しくクロールされるようにするため
同じ内容のWEBページが複数あると、クロールされるときに同じコンテンツを巡回することになり、正しく評価を受けることができない可能性があります。URLをひとつにまとめておくことで、そのような心配がなく、SEO対策において正しく評価を受けることが可能となります。
- 「被リンク」のSEO評価を正しく受けるようにするため
被リンクとは、外部のWEBサイトにリンクが貼られることで検索エンジンから「質の良いコンテンツである」と高いSEO評価を受けることができる「外部SEO対策」のひとつです。
しかし、WEBページが重複していると被リンクがそれぞれのページに分散してしまい、検索エンジンから正しくSEO評価を受けることができなくなってしまいます。そのため重複したWEBページはURLをまとることで外部からの評価が分散せず、さらに高いSEO効果が期待できます。
正規化が必要なURLの例
スラッシュ(/)の有無
スラッシュの有無に関してはどちらでもかまいませんので、どちらかに統一しましょう!
index.htmlの有無
index.htmlはなしのほうに統一しましょう!
URLを正規化する2つの方法
URLを正規化するには、.htaccessファイルを使った方法と、canonicaタグを使った方法の2種類あります。
.htaccessファイルを設置してURLを正規化する
.htaccessファイルは「301リダイレクト」によってURLを正規化させる方法です。
301リダイレクトとは、あるWEBページにアクセスしたときに、設定したWEBページへ自動で転送される処理のことです。
内容が重複した2つのページのうち、必要のないWEBページのURLから統一させたいWEBページのURLへ301リダイレクトをかけることで、SEOの評価が分散されるのを防ぎます。
【.htaccessファイルの設定方法】
- ①テキストエディタなどで.htaccessを作成
テキストエディタなどで.htaccessのファイルを作成し、301リダイレクトをかけるWEBページと転送先のWEBページの情報を記述します。
- ②作成した.htaccessファイルをディレクトリの最上位に設置
301リダイレクトは、.htaccessファイルを設置したディレクトリの配下にある全てのファイルに対して有効のため、フォルダ内の最上位の位置に設置します。
canonicalタグを設定してURLを正規化する
canonicalタグとは、内容が重複したWEBページのURLをひとつにまとめることができるタグです。
canonicalタグを設定することで、クローラーに対して「最も重要なURL」を伝えることができるため、SEO対策に効果的です。
【canonicalタグの設定方法】
canonicalタグは、必要のないWEBページのhead要素にcanonialタグを記述します。
- <head>
<link rel="canonical" href="(結合させたいWEBページのリンク)">
</head>
URLを正規化するときにSEO評価を正しく受けるための注意点
URLを正規化させる際には注意点があります。
適切に行わなければSEOの評価が逆効果になってしまう可能性もあるため注意しましょう!
- 正規化の反映には時間がかかる
正規化したURLが検索順位などに反映するには時間がかかります。
- 正規化させるURLを間違えない
正規化させるURLや結合させたいページのURLを間違えると、検索結果に表示されなくなってしまいSEO対策どころではなくなってしまいます!正規化する際は十分に確認しましょう!
URL検査ツールで正しく正規化されているかチェックしよう
Googleが無料で提供しているツール「Googleサーチコンソール」のURL検査ツールで、URL正規化が適切に設定できているかをチェックすることができます。
①Googleサーチコンソールにログインし、正規化できているか確認したいURLを入力
Googleサーチコンソールについてはこちらをごらんください。
②結果が表示されたら「カバレッジ」をクリック
問題がなければ「Googleが選択した正規URL」に入力したURLが表示されます。
一方、「ユーザーが指定した正規URL」と「Googleが選択した正規URL」が異なる場合はURLの正規化ができていないことになります。
URLのSSL化(https化)でSEO効果UP!
SSL化(https化)とは、インターネットの通信を暗号化させることをいいます。
SSL化するとWEBサイトのセキュリティが高まることから、WEBサイトを訪問したユーザーの情報の漏洩を防ぐなど、ユーザーからの信頼性を高めることができます。
一方、SSL化していないWEBサイトは安全性が低く、ユーザーの利便性が低下することから、ユーザーファーストのGoogleからSEO対策において低評価を受ける可能性が高くなるため、SSL化を推奨しています。
URLをSSL化する基本的な流れ
URLのSSL化は、使用するサーバーによって設定方法が異なるため、それぞれのサーバーにあった方法で設定しましょう!
- 01.CSRを作成する
CSRとは、SSLサーバー証明書を生成する際に必要になる「証明書の著名リクエスト」のことです。
サーバーを導入するWEBサイトの情報などを入力します。
- 02.サーバー証明書の申込、認証
サーバー証明書とは、webサイトの運営者や組織の実在を証明するための電子証明書です。ブラウザとサーバー間で通信を暗号化するために使用します。
申込ができたら、ドメイン名の登録情報や電話番号を使って、認証手続きを行います。
- 03.サーバー証明書をインストール
サーバー証明書をインストールし、それぞれのサーバーでSSL化の設定を行います。
これまでのSEO評価をSSL化したURLに受け継ぐ方法
.htaccessファイルとcanlnicalタグでSSL化したWEBページをリダイレクトすることで、これまでのWEBページのSEO評価を受け継ぐことができます。
01.「.htaccess」でリダイレクトする
①テキストエディタなどで.htaccessファイルを作成
②FTPツールで、作成したhtaccessファイルをアップロード
③リダイレクトチェックツールで確認をする
02.canonicalタグを確認する
canonicalタグを設定している場合はURLの確認をしましょう!
head要素内あるcanonicalタグに、SSL化前のURLが設定されているとSEOの評価が分散してしまいます。
SSL化したら、canonicalタグ内のURLをSSL化後のURLに書き直しましょう。
03.Googleサーチコンソールなどのツールの再登録
登録しているSEOツールの再登録も忘れずに行いましょう!
SEOに有効なURLを設定するときの4つのポイント!
URL設定でのSEO対策ポイント① URLは簡潔にまとめよう
URLの長さは直接的にSEOへの影響はありません。
しかし、長すぎるとユーザーにとってわかりにくかったり、怪しいサイトと疑われたりする可能性もあります。
また、リンクを共有するときなどに文字数が増えてしまうのもよくありません!
できるだけ簡潔でわかりやすいURLにすることでユーザビリティの向上につながり、SEO対策において効果的となります。
URL設定でのSEO対策ポイント① キーワードを含めたURLにしよう
コンテンツの内容に沿ったキーワードをURLに含めることで、WEBページの内容がユーザーに伝わりやすくなり、利便性が向上することからSEOに効果的です。
URL設定でのSEO対策ポイント① URLは英数字で構成しよう
URLに日本語を含むことで、直接的にSEOの低評価をうけることはありません。
しかし日本語を含むURLは、ブラウザやSNSでは文字化けするため非常に長いURLになってしまいます。
そのため日本語を含むURLはユーザビリティの低下に繋がるため、URLには英数字を使用しましょう。
URL設定でのSEO対策ポイント① 単語間の区切りにはハイフンを使用しよう
英単語をURLに含める際には、ハイフン(-)を使ってユーザーやクローラーに伝わりやすく設定しましょう。
おわりに:SEO対策においてURLの正しい設定は重要!
今回はSEOとURLの関係性について説明しました!
URLを設定するポイントを簡単にまとめるとこのようになります。
- URLを正規化して正しいSEO評価をうける!
- SSL化でセキュリティを高めて安全なサイトに!
- 英数字を使って簡潔でわかりやすいURLに!
少し手間がかかることもありますが、ユーザーに信頼されるURLを設定することで高いSEO効果が期待できます。
URLを適切に設定して、ユーザビリティを高め、SEOにおいて上位表示を目指しましょう!