本記事では、SEO対策を始めるにあたっての基礎知識である「3つのSEO対策」についてご紹介します。
3つのSEO対策とは、記事を更新してアクセス数を増やす「コンテンツSEO」、WEBサイトの構造を最適化する「内部SEO」、自社以外のサイトやユーザーに評価してもらうための「外部SEO」のことを指します。
さらにSEO対策を成功させるにあたって重要とされている「PDCAサイクルを活用したSEO対策」についてご紹介します!
SEO対策とは?
SEO対策とは直訳すると「検索エンジン最適化」といい、検索エンジンに最適なWebページ構造やコンテンツを作成することで検索結果の上位表示を狙うことができるマーケティング施策の1つです。
なぜSEO対策をする必要があるのかというと、簡単に言えば検索結果の上位に表示されたWebページはアクセスされやすく、さらにコンバージョン(売上や申し込みなど)に繋がりやすいからです。
SEO対策についての基本知識についてはこちらで詳しくご紹介していますので、是非ご一読ください。
コンテンツSEO
コンテンツSEOは質の良いコンテンツを作成することでSEO効果が期待できるSEO対策の一つです。
しかし、その方法を一歩間違えれば、検索順位が下がったり検索結果に表示されなくなったりするリスクもあります。
必ず正しい対策方法を理解しておきましょう。
コンテンツSEOとは?キーワードに基づいたコンテンツ作成でSEO対策!
コンテンツSEOとは、WEBページのキーワードに基づいた記事などのコンテンツを増やしてアクセス数を伸ばすマーケティング戦略のひとつです。
‟コンテンツ"は、WEBページの内容(文字・画像・動画全て含む)のことを指し、‟SEO"はあるキーワードを検索したときに検索結果の上位に表示させるために「検索エンジンを最適化」させる対策のことをいいます。
どんな人がこのコンテンツを求めているか、そしてその人は何の「キーワード」を使って検索を行うかを考え、その「キーワード」をコンテンツに自然に盛り込むことで検索結果の上位表示を狙います。それがコンテンツSEOです。
コンテンツSEOの最終的な目的は、コンテンツSEOを意識したコラムなどのコンテンツを継続的に発信することで、検索ユーザーの自然検索からの訪問者数を増やしコンバージョンに繋げることです。
良質なコンテンツを増やすことで、うまくいくと長期的な集客や検索結果の上位化などの効果を得ることができます。
コンテンツSEOによる主な効果
- アクセス数の増加
- 問い合わせ数や商品の購入数の増加
- 認知度の向上
コンテンツSEOによって良質なコンテンツを増やすことでSNSなどで共有される可能性が上がります。そして共有されたリンクは新たなWebページへの流入経路となり、そこからの閲覧する人が増えることでさらにアクセス数を伸ばすことができます。
アクセス数が増えることで、お問い合わせ数や商品の購入数などのコンバージョンの増加も期待できます!
また、コンテンツSEOによって作成された記事を閲覧するユーザーは、WEBサイトに掲載する商品やサービスに興味を持っている人が多いことから、自然に購買意欲の高いユーザーを集客することが可能になります。
そのほか商品や企業の認知度が拡大し、ブランディングにも適しています。
コンテンツSEOを実施するメリット
コンテンツSEOを成功させることで大きなメリットを3つご紹介します!
コンテンツSEOのメリット1. お金をかけずに広告効果を得られる
コンテンツSEOはコンテンツを作成できる知識さえあればできるSEO対策なので、基本的に予算は必要ありません。
コンテンツSEOを強化させ、うまくいけば費用をかけずに広告を出したときと同じような効果を得ることができます!
コンテンツSEOのメリット2. 拡散性が高い
記事などのコンテンツはSNSでシェアされやすく、コンテンツSEOを用いた良質なコンテンツを増やすことで拡散率が上がります。
シェアされたリンクからWEBサイトを閲覧するユーザーが増えることで広告効果に繋がるため、ユーザーのためになる情報や、トレンドなどの興味を引きやすい記事を数多く発信することで、よりコンバージョンにつながりやすくなります。
コンテンツSEOのメリット3. 継続的な集客を得られる
コンテンツSEOによって作成されたコンテンツは、検索結果の上位に表示されればその後しばらく順位が大きく変動することは基本的にありません。
そのためコンテンツSEOがうまくいけば、長期的に、かつ安定的な集客が見込まれます!
コンテンツSEOを実施するデメリット
コンテンツSEOには多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。
コンテンツSEOのデメリット1. 成果が出るまでに時間がかかる
コンテンツSEOを用いたコンテンツを増やしたからと言って、すぐに検索結果に効果が反映されるわけではありません。
検索結果の上位表示を狙うには、PDCA(計画・実行・評価・改善)を繰り返し、時間と手間をかける必要があるのがSEO対策です。
コンテンツSEOのデメリット2. 質の悪いコンテンツでマイナスになることも
コンテンツSEOは、ただコンテンツの数を増やすだけではいけません!
コンテンツの質が悪いとGoogleにマイナス評価されてしまい、逆効果や最悪の場合検索結果に表示されなくなることがあります。
コンテンツを作成するときは、質の良さに注意しなければなりません!
質の良いコンテンツとは何なのか、以下で解説します!
コンテンツSEOの方法とポイント
コンテンツSEOはただコンテンツを増やすだけではいけません!WEBサイトに関係のない内容のWEBページを増やし続けても効果はないのです。
コンテンツSEOを実施するにあたって、最も気を付けることとして「質の良さ」があります。
ただ「質の高いコンテンツ」と言われてもどういうものなのかよくわからないと思いますので、質の良いコンテンツを作るポイントをご紹介します!
コンテンツSEOを成功させるポイント01. キーワードの選定
コンテンツSEOを成功させるには、WEBページの内容に関連性が高く検索数の多い、主軸となるキーワードを1つ決めましょう!
そしてその主軸となるキーワードに付随するキーワードを5~10個ほど決め、それをコンテンツ内に自然に入れ込みます。
キーワードの選定手順についてはこちらの記事をご覧ください!
コンテンツSEOを成功させるポイント02. タイトルや見出しにキーワードを含める
コンテンツのタイトルは、ユーザーがページに訪問するかしないかを決める重要なポイントです。
コンテンツのタイトルに設定した文字列は、検索結果の見出し部分に表示されます。
たとえばこちらは当Webサイトの記事の一つです。「[脱初心者]あしらいの簡単テクをご紹介!!」がタイトルにあたります。
検索結果を見たユーザーのほとんどは、このタイトルを見てWebページに訪問するかどうかを決めます。
どんなタイトルをつけたらユーザーが興味を持つかを考えて設定しましょう!
【タイトルをつけるときのポイント】
- 【】などを使って強調させる
- キーワードを入れる
- 30文字以内に抑える
タイトルをつけるときは上記のポイントをおさえましょう!
【】などの装飾はインパクトを与えるため目を惹きやすくなります。
【重要!】や【SEO対策に必須!】などの興味を持ちやすいワードを入れましょう。
その後ろに主題を入れます。主題にはキーワードを含めましょう。
キーワードを入れることで、検索したユーザーの目を惹きやすくなります。
ここで重要なのが、タイトルは長すぎないことです。
タイトルは表示される文字数に限りがあり、PCで見る場合30文字程度、スマホで見る場合35文字程度までが表示されます。
表示されている部分だけでユーザーが興味を持つタイトルを入れる必要があるため、できる限り30文字以内で納める必要があります。
コンテンツSEOを成功させるポイント03. コンテンツの質と量を意識する
コンテンツSEOは、ユーザーが求めている情報を提供する必要があります。
また、その情報量が多いほど、ユーザーが必要としている情報を見つけやすいことからGoogleは高く評価します。
基本的に、1ページにつき2000文字以上を目指しましょう。
そしてユーザーの利便性を最優先に考え、質が良く情報量の多いコンテンツを作成しましょう。
コンテンツSEOを成功させるポイント04. 誤字脱字をしない
当たり前のことですがコンテンツを作成する際に、誤字や脱字があれば、伝えたい内容が伝えられない可能性があることや、ユーザーからの信頼度の低下に繋がりかねます。
さらにキーワードに誤字がある場合、検索結果を決めるロボット(クローラー)がキーワードを読み取ることが出来ずSEO効果につながりません。
そのためコンテンツを作成した際は誤字脱字がないか、最後にチェックを行いましょう!
コンテンツSEOを成功させるポイント05. E-A-Tの高いコンテンツ
E-A-T(専門性、権威性、信頼性)とは、ユーザーにとって満足度の高い情報を提供できているかをGoogleが評価するための基準の1つのことです。
Googleは、ユーザーに評価されているコンテンツは良質であると判断するため、E-A-Tを意識したコンテンツを作成しましょう!
なぜE-A-Tを意識するのが効果的なのか、それはGoogleが評価する際に最も重視している点が「ユーザーの利便性」であるからです。
ユーザーが必要としている情報なのか、またその情報には信憑性があり信頼性があるのかがコンテンツSEOを実施するにあたって重要な点になります。
E-A-Tについてはこちらで詳しく紹介しているのでご覧ください。
コンテンツSEOでしてはいけないこと
コンテンツSEOは、先ほど「コンテンツSEOのデメリット」でお伝えしたように、一つ間違えると検索順位の低下や検索結果に表示されないなどの「SEOの逆効果」になる可能性があります。
そうなってしまう可能性のある「コンテンツSEOでしてはいけないこと」をご紹介します!
他のサイトのコンテンツをコピー
コンテンツSEOにおいて、他のサイトをコピーして作成したり、内容が似通っているコンテンツを作成することは厳禁です。
そのような行為はスパム行為に該当さるため、ペナルティとして検索結果に表示されなくなる可能性が高くなります。
ペナルティをうけなかったとしても、ユーザーからの信頼性の低下に繋がります。そのためコンテンツSEOにおいて「オリジナル性」はとても重要なポイントとなります。
不自然な文章・キーワードの重複
コンテンツSEOにおいてキーワードを詰め込もうとしすぎて文章が不自然になることはペナルティの対象になる可能性があります。またユーザーからの信頼性の低下にも繋がりかねます。
正しい見出しのつけ方:「【初心者でもわかる!】SEO対策の方法や成功させるポイントとは?」
間違った見出しのつけ方:「【SEO対策初心者向け】初心者向けSEO対策の方法やSEO対策を成功させるポイント」
キーワードを見出しやコンテンツに多く含めることは高いSEO効果が期待できますが、「初心者」や「SEO対策」が重複して変な文章になっています。
不自然にならないように気を付けながら、コンテンツSEOを実施しましょう!
内部SEO対策
続いてはSEO対策のうち、WEBサイトの内部構造を最適化させる「内部SEO対策」について説明します!
内部SEOを正しく対策できていないとクロールされず、キーワードを検索しても検索結果に表示されない可能性があります。
正しくクロールされるように、内部SEO対策もきちんと行いましょう!
内部SEO対策とは?内部構造を最適化
内部SEO対策とは、HTMLタグやGoogleが推奨するソースコードなどを正しく使い、WEBサイトの内部の構造を最適化させることをいいます。
titleタグ、metaタグ、見出しタグ、alt属性など...たくさんある要素にはそれぞれ意味があります。
これらの要素はGoogleに正しく評価してもらうために正しく使用しなければなりません!
検索エンジンを意識するあまり、titleタグや見出しタグなどにWEBサイトのキーワードを不適切に入れると、スパムであると判断されてSEOの逆効果となってしまうこともあります。
正しい内部SEO対策を理解して、WEBサイトの内部構造を最適化させましょう!
内部SEO対策の2つの目的
- Webページのクロールされる頻度を上げる
- 内容を正しく理解、評価してもらう
内部SEO対策は簡単に言えば、‟検索エンジンに正しく評価してもらうため"に行います。
せっかくWEBサイトを作成して、コンテンツSEOを強化しても、内部SEO対策が不十分であると、WEBページを巡回して評価するロボットの「クローラー」に見つけてもらうことができなかったり、評価を取りこぼしてしまったりして、検索結果に表示されなくなってしまう場合があります。
そうならないように、内部SEO対策を理解して実施しましょう!
内部SEO対策の5つの方法
内部SEO対策は大きく5つの対策方法があります。
HTMLタグを正しく使用する
HTMLタグとはHTML文書を作成する際に使用し、開始タグ(<>)と終了タグ(<>)の間にテキストを挟むことで定義に基づいた意味を持たせるものです。
HTMLタグはたくさん種類があり、それぞれに違った意味を持ちます。その意味を理解して正しく使用することで、クローラーはWebページの内容を正しく読み取ることができるため、正確なSEO効果が期待できます。
もしHTMLタグの使用方法を間違えるとクローラーが正しく読み取れないため、コンテンツSEOを強化しても想像しているようなSEO効果が得られない可能性があります。
正しいHTMLタグの使い方やHTMLマークアップの方法についてはこちらの記事で詳しく紹介していますのでご覧ください!
Googleサーチコンソールでサイトマップを送信、またはインデックス登録をリクエストする
Googleサーチコンソールは、Googleが無料で提供しているSEOツールです。
新しいページが出来たらGoogleサーチコンソールでGoogleに報告することでクロールされやすくなります。
定期的なページの更新、新規コンテンツの作成を行う
クローラーは、更新頻度が高く、情報が新しいWEBページをたくさん巡回します。
そのためWEBサイトが作成されて以来、しらばく更新作業をしていない場合は、使用されていないWebサイトであると判断されてしまい、クロール頻度が低くなってしまう可能性があります。
そのため定期的な更新や、新規コンテンツの作成を行いましょう!
WEBサイトの構造は簡潔に
下層ページは深くなりすぎないようにしましょう!基本的に3階層までがおすすめです。
深くなりすぎると下のページまでクロールされない可能性があるため、構造は簡潔にしましょう。
パンくずリストの配置
パンくずリストとは、WEBサイトの構造をリスト化してページ内に配置するリンクのことをいいます。
パンくずリストを配置することで、リンクをたどってWebサイト内を徘徊するクローラーがページを見つけやすくなります。
また、内部SEO対策だけにとどまらず、ユーザーがWEBページを閲覧している際に「今WEBサイトのどの位置を見ているのか」が一目でわかるため、ユーザーの利便性の向上にも繋がります。
外部SEO対策
検索エンジンは質の良いコンテンツを評価します。
外部SEO対策を行い第三者からの評価を得ることで、検索エンジンに「質の良いコンテンツである」と証明することができます!
外部SEOとは?被リンクは外部からの評価と判断される
外部SEO対策とは、自社のWEBサイト以外で評価されるために実施するSEO対策です。
Googleは、外部のサイトで紹介されているWEBサイトを「ユーザーの評価が良いコンテンツである」と判断します。
そのため、外部からリンクされている「被リンク」や、サイト名・著者名などが外部で表記されている「サイテーション」は外部SEOで重要な役割を果たしています。
被リンクやサイテーションを得るために外部SEO対策を実施します。
被リンクとは?
被リンクとは、外部のWEBサイトに設置された自社のリンクのことを言います。
被リンクは1つのドメインにつき「1」とカウントするので、同じ外部のWEBサイトにいくつも被リンクが設置されていても評価は変わりません。
被リンクが多ければ、Googleには「質の良いコンテンツである」と判断され、SEOの評価が高くなります。
被リンクの注意点
- SNSなどのリンクは非対称!
被リンクはWEBサイトに限ります!SNSで貼られたリンクには「nofollowタグ」が設定されているからです。SNSに限らずWEBサイトでも、リンクにnofollowタグが設定されている場合は被リンクはノーカウントになります。 - 意図的に設置された被リンクはペナルティになることも!
被リンクを購入して設置したり、評価を得るために意図的に設置したりした被リンクはペナルティとなり、最悪の場合検索結果に表示されなくなる可能性があります。SEOの逆効果となってしまう被リンクの不自然な設置は絶対にしてはいけません。また、関連性が低い・質の低いWEBサイトからの被リンクも信頼性に欠けるため、注意する必要があります。
外部SEO対策の2つの目的
- 外部SEO評価である被リンク数やサイテーション数を得る
- リンクを増やすことでクローラーに見つけてもらいやすくなる
- 外部で紹介されることでアクセス数が増える
外部SEO対策の最も大きな目的は「外部評価を得ること」です!
Googleは、「被リンクやサイテーションが多い=ユーザーの求める情報が多い、評価がいい」と判断します。
そのため、外部評価はSEO対策においてとても重要なのです!
また被リンクが多いと、WEBページを巡回して評価するクローラーがWEBページを発見しやすくなりクロールされる頻度が増えるため、評価を得やすくなります。
しかし先ほど注意点でもご紹介したように、SNSからのリンクは、被リンクとしてカウントされません。ですがSNSは非常に拡散力があるツールであるため、シェアされることでユーザーがページに訪れる「流入経路」が増え、アクセス数の増加に繋がります。
ですのでSNSでの被リンクも、SEOにおいて効果的な施策の1つです!
外部SEO対策の3つの方法とポイント
被リンクやサイテーションを増やすための対策やポイントをご紹介します。
良質なコンテンツを継続的に作成する
コンテンツを継続的に作成することで閲覧数が増え、その分シェアされる率も上がります。とくにコラムなどのユーザーに役立つ情報はシェアされやすいためSEOに効果的です。
そのため定期的な新規コンテンツの作成が外部SEO対策においてとても重要なポイントになります!
トレンドの記事を作成する(話題性、最新の情報など)
トレンドの記事を作成することでユーザーに「この記事をシェアしたい!」と思ってもらいやすくなります。
ユーザーが興味をもつ情報の記事を作成しましょう!
SNSなどで発信して多くのユーザーに見てもらう
コンテンツを新たに作成したら、SNSで発信しましょう。SNSは拡散力があるため、よりユーザーの目に入りやすくなり閲覧数が増えます!
その影響から外部評価も上がりSEO効果が期待できるため、SNSをうまく利用しましょう。
PDCAサイクルとは?効率よく効果的にSEO対策を成功させよう!
PDCAサイクルは、Plan・Do・Check・Actionの頭文字を取った計画の立案から改善策の実行までのサイクルをスムーズにすすめるためのフレームワークで、ビジネスの場でよく使用されています。
SEO対策でも、このPDCAサイクルをうまく回すことで効率よく対策することができるようになります!
SEO対策におけるPDCAサイクルとは
SEO対策は、実行して終わりではありません!
SEO対策の結果、どのような変化があったか、またそれをより良くするにはどうすればいいかを考えて繰り返すことで、初めてSEO対策の効果が得られるのです。
SEO対策におけるPDCAサイクルの流れは、以下のようになります。
①【Plan】ゴールの設定・スケジュールの計画
今回は、『「検索順位が2ページ目から上に上がらない」という悩みに対して、SEO対策を実行する』という例を使用します。
まずは、PDCAサイクルの「P」であるプランを実行します。プランでは、最終的なゴールの設定やゴールを実現するための計画を考えます。
ゴールを設定するにあたって「具体的な数字で実現可能なゴールを設定する」というポイントがあります。今回の例の場合、『特定のキーワードで検索した際の順位1位』や『問い合わせ数を1週間当たり10件増やす』などが具体的なゴールの例となります。
そして、ゴールを達成するためには何をするべきかを考えます。今回は『キーワードを追加する』ことに決定したことにします。
②【Do】新キーワード案を考え、実行する
次はPDCAの「D」を実行します。Dは「実行」を指します。
今回の例でいうと、「新しく追加したキーワードをコンテンツに入れ込む」作業に入ります。
この際、後で結果を確認できるように「現在の検索順位」や「問い合わせ数」などはしっかり記録しておきましょう!
③【Check】実行結果の確認・実行前との比較
次にPDCAの「C」である評価を行います。ここでは、今回の施策を実行したことでどのような変化があったかをチェックします。
キーワードを追加したことで順位や問い合わせ数にどのような変化や動きがあったかなどを分析します。
この際にこれまでや今後の結果と比べる必要があるため、毎回必ず記録しましょう!
④【Action】結果を踏まえた分析と向上策の検討
PDCAの最後にあたる「A」では、「改善」方法を考えます。評価で得た結果を踏まえて次はどうするべきかを考えます。
今回の例でいうと、新たにキーワードを追加した結果を踏まえて、以下のような改善が可能です。
- 追加したキーワードに競合が多く順位に大きな変動がなかった場合
・・・ターゲットを絞ってキーワードをより詳細なものに変えてみる - 分析した結果、想定していなかった別のキーワードで検索結果が上位化していた場合
・・・上位化したキーワードを文中に増やしてみる
そしてまたPDCAの「P」から始めます。SEO対策はこのように時間と手間を掛けることで、効果を得ることができるのです。
Google search console(サーチコンソール)で検索順位を確認しよう
Google サーチコンソールとはGoogleが無料で提供しているSEO対策ツールで、WEBサイトを登録すると検索流入のキーワードや検索順位など、SEOにおいて必要なデータを自動で取得することができます。
サーチコンソールでできること
急に検索順位が下がったり、閲覧数が減ったりしたときに原因を確認することも可能です。
無料のツールなので必ず導入しておきましょう!
- 検索パフォーマンスの確認(例:検索キーワード「おにぎり レシピ」で何回表示された、など)
- 被リンクや外部でのシェアの確認
- エラーやバグの確認
- 表示速度の計測
- スマホ対応できているかの確認
おわりに:SEO対策は時間と手間をかけることで効果がある!
「コンテンツSEO」「内部SEO対策」「外部SEO対策」のそれぞれの基本的な対策方法やポイントなどについて説明しました。
本記事内でも説明したように、SEO対策は実行して終わりではなく、「実行した結果を踏まえて次どうするか」を考え、徐々に質の良いコンテンツやWebページの構築をします。それを繰り返すことで少しずつ上位を目指すのです。
また、対策した影響がすぐに反映されないので、SEO対策を実行した際は細かく記録することがとても重要になります。
PDCAサイクルを活用して、SEO対策を成功させましょう。