Webページの表示速度とSEOの関係は?改善・計測方法をご紹介

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Webページの表示速度とSEOの関係は?改善・計測方法をご紹介

2024.01.10

リッキー

Webサイトの表示が表示されるまで何が起こっている?

WEBサイトは、「リンクをクリックする」「URLで検索する」「QRコードを読みこむ」などのアクションを起こしてから、様々な手順を踏んでページが表示されます。
Webサイトを表示するためには、「IPアドレス」「ドメイン」「Webブラウザ」「Webサーバー」「DNS」の5つの要素が必須です。
ページが表示されるまでの「様々な手順」を説明する前に、これらの用語について説明します!

Webサイトの表示に関する用語解説

IPアドレス

IPアドレスとは、ネットワークにつながっているパソコンやスマホなどの端末に割り振られている番号です。
ネットに接続されている端末1台につき1つのIPアドレスが存在します。
IPアドレスは、ネット上で通信先を判別するために使用します。インターネット上の住所のようなものです。

ドメイン

ドメインとはIPアドレスをわかりやすいように文字列にしたものです。「domain(ドメイン)」を直訳すると「領土」「領域」という意味があります。
たとえば、所在地を誰かに伝えるとき、経度と緯度を言ってもピンとこないと思いますが、住所を言うとある程度位置が分かりますよね。
そのように、IPアドレスを分かりやすくしたものを「ドメイン」といいます。

DNSサーバー

DNSサーバーとは、ドメインとIPアドレスを変換してくれるシステムのことを言います。
WebサイトのドメインをDNSサーバーに照会すると、アクセス先のIPアドレスを参照します。

WEBブラウザ

Webブラウザとは、WEBサイトを閲覧するために使用するソフト・アプリケーションのことで、「Internet Explorer」や「Microsoft Edge」、「Google Chrome」、「Safari」、「Firefox」などが有名です。

WEBサーバー

Webサーバーとは、私たちが操作したWebブラウザからのリクエストに応じてホームページのデータをこちらに送ってくれるサーバーのことです。WebサーバーにはWebサーバーソフトとWebサイトの構成ファイルを格納しています。

Webページが表示されるまでの流れ

ご紹介した「IPアドレス」「ドメイン」「Webブラウザ」「Webサーバー」「DNS」がどのように働きWEBページが表示されるのか、手順を解説します。

私たちは、URLをWEBブラウザに入力したり、QRコードを読み取ったりすることで、すぐにWebサイトにアクセスすることができますが、実は以下のような多くの手順を踏んでWebページにアクセスされています。

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①DNSサーバーにIPアドレスを問い合わせる

ブラウザにURLを入力すると、DNSサーバーがURLに含まれているドメインをIPアドレスに変換します。

②DNSサーバーからIPアドレスの返答

DNSサーバーがURLに含まれているドメインをIPアドレスに変換し、私たちユーザーにIPアドレスを返答します。

③Webサーバーにアクセスしてページデータを要求

私たちの端末にIPアドレスが返答されると、そのIPアドレスを使ってWEBサーバーと通信し、WebサーバーにWEBサイトを表示させるためのデータを要求します。

④要求したページのデータが返答

webサイトを表示させるためのデータがHTML方式に変換され、ユーザーの端末へ送信されます。

⑤受け取ったページデータを使ってWEBページを表示

WEBサーバーから返答されたHTMLファイルがWEBブラウザに表示され、私たちはWEBサイトを閲覧できるようになります。

私たちがURLを検索してからWEBページが表示されるまでには以上のような行程をはさんでいます!データを何度も送りあうやり取りがあるんです。

ページの表示速度はSEOに影響する

表示速度はSEOにも影響があることを、2009年のPubCon2009で、GoogleのWebスパムチーム/品質管理チームの責任者、マット・カッツ氏が明かしています。
表示速度とは、ページが表示されるまでの速さのことを言います。
「ページの表示速度が"遅い"ってどのくらいからのことをいうの...?」と疑問になりますよね。
基本的に、少々ページの表示速度がおそいからといって大きな減点になることはなく、ユーザーにとって「遅い!」と感じるような、相当遅いページだけがマイナスの影響を受けるのです。
ですので一般的なページの表示速度であれば、マイナスの影響を受けることはないと考えられます。

しかし、SEOではマイナス評価を受けなくても、ユーザーからマイナス評価を受ける可能性があります。

表示に3秒以上かかるとユーザーの約50%が離脱する

ページの表示速度によってSEOからマイナス評価をうけなかったとしても、表示速度が遅いページはユーザーファーストではないですよね。
見出しの通り、表示に3秒以上かかるページは、ユーザーの40%以上が離脱します。
そのため、多くのユーザーに見てもらうWEBサイトにするためには、表示速度の改善が必要であるといえます。

ページの表示速度を測定・計測する方法

ユーザーにとって良いページにするためにはページの表示速度を計測して把握しておく必要があります!
ページの表示速度を計測できるサイトをご紹介します。

PageSpeed Insights

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PageSpeed InsightsはGoogleが提供している表示速度計測ツールです。モバイル・パソコンそれぞれのページ速度が計測されます。
URLを入力するだけでそのページの速度を計測し評価してくれます。

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PageSpeed InsightsはGoogleが提供している表示速度計測ツールです。モバイル・パソコンそれぞれのページ速度が計測されます。
URLを入力するだけでそのページの速度を計測し評価してくれます。

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スクロールすると「改善できる項目」が表示されますので、全体のスコアで▲0-49、■50-89であった場合は、90以上を目指して改善しましょう。

表示速度を改善してユーザビリティの高いWEBサイトに

せっかくSEO評価が高く、良いとされるWEBサイトでもユーザーに見てもらえなければ意味がないですよね。
SEOだけでなく、ユーザーにとってストレスのないWEBサイトが、コンバージョン率等を上げるのに必要な要素であることがわかります。
WEBページの表示速度が遅いと感じるときは、必ず計測しスコアを確認しましょう。

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